『ご注文はうさぎですか?』の盛り上がりに関する考察
つい先日、私はこの動画がダブルミリオン突破して衝撃を受けた。
ご注文はうさぎですか? 第1羽「ひと目で、尋常でないもふもふだと見抜いたよ」 ‐ ニコニコ動画:GINZA
(一応公式なんだよね。)
心ぴょんぴょんするこの動画。ニコニコで公式に配信されるアニメの第一話(羽)である。春、4月に放送されたこの作品が未だにニコニコのランキングに乗り続けていることにも衝撃を受けた上、つい先日ダブルミリオンを突破、勢いが止まらない。(ついに? BS11で再放送も決定した)
動画を是非見てほしいのだが、ほとんどコメントに埋め尽くされている。こんな動画まで出回る事態だ。
ご注文はうさぎですか? 第1羽(OPまで) 全コメント ‐ ニコニコ動画:GINZA
(この動画は個人的に衝撃。)
まさにコメントの嵐である。
しかし、なぜこのようなことが起きたのだろうか。このアニメだけに限ったことなのだろうか?
この疑問を抱いた私は、ニコニコ動画の過去作品を遡ることにした。
このようにニコニコでコメントの嵐で盛り上がったものとしては、
新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師 ‐ ニコニコ動画:GINZA
(これ一応最古の動画らしい。)
だとか、
Aitsu koso ga Tennis no Oujisama (あいつこそがテニスの王子様) ‐ ニコニコ動画:GINZA
(奴隷人生が好き)
だとか、探せば過去から同じように盛り上がった作品が出てくる。また、最近のものでは、
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% メインテーマ/マジLOVE1000%(Op.1バージョン) ‐ ニコニコ動画:GINZA
とかあったりする。
なお、うたプリとごちうさは公式により配信された動画での盛り上がりである。
もっと探せばあるのだろうが、きっとキリがないので、ここまでにする。
これらの動画から、
「ごちうさがダブルミリオン獲得するほど人気が出てコメントの嵐になることは別段オカシイことでもなんでもない(むしろニコニコの歴史の中では充分有り得ること)」
ということが判る。
しかし、これらの動画とごちうさで違うところも存在する。
・過去作品では曲が空耳で埋め尽くされているが、ごちうさは基本的に歌詞に合わせたコメントが流れる(空耳ではない)
・過去作品は作品の一部の動画においてコメントが多く流れるが、ごちうさでは第一羽全体にコメントが蔓延している(最初の10分に偏ってはいるが)。
・ごちうさでは全く関係ないようなコメントで埋め尽くされることも(OPラストで岩倉使節団 など)
このことから、ごちうさでのコメントの動きは
「「一次的に発信されたものを空耳等で言葉を改変し二次的なものにしたうえでコメントとして流す遊び」から「一次的なものをそのままコメントとして流す遊び」に変わった」
とも言えるのではないだろうか。
結論:
ごちうさ公式第1羽は、大盛り上がりする文化はニコニコが生まれた当初から存在しており、その流れを受け継いだものである。
しかし、視聴者のコメントに関しては変化が生じており、言葉を改変して遊ぶものから、作中のそのままの意味で遊ぶものへと変化した。
ただ、この結論は本当に正しいとは言えないので、ごちうさのような作品が今後登場したら、もう一度検証してみる必要があるだろう。
さあ今日もトリプルミリオンめざしてぴょんぴょんしに行こうか…。