毎日らぼ

様々なコンテンツの微妙な部分について述べるだけのブログ

キンプリ見に行った。

巷では4DXの『ガールズ&パンツァー劇場版』が話題だが、一方でそれを超える可能性を秘めたアニメ『King of Prism』を映画館で見てきました。

 

元々『プリティーリズム・レインボーライブ』を第一話から全話見ていたために、そこで登場したヒロ、コウジ、カズキの3人がどうなってしまったのか非常に気になった次第で見ることにしたのでした。

※あらすじはHP見てね。

kinpri.com

 

チケットを買い、シアターに入る。そこには、ペンライトを持った女性集団が。

 

「え?」

 

ちょうど入った回が視聴者による応援回だった模様。

まず一番に「やばい空間にやってきてしまった……」と恐怖し、1600円無駄になるけど逃げ出そうか10分くらい思案していた(実際劇場版『遊戯王』のCMの時点でキャーキャー言い始めてガチでやばい空間と認識)。

 

 

しかし、私は決意する。

レインボーライブファンならば、見ないとファンと言えないじゃないか!

という、いちファンとしての理由、

 

そして

 

コンテンツの消費者を間近で観察できる機会じゃないか!

という、コンテンツの研究をかじっている身としての理由

 

から頑張って見ることを決意したのでした。

 

 

本編が始まる以前から既に観客は最高潮。

3月から始まるプリパラの映画のCMでもキャーキャー言い、ファルルー!と叫ぶ者も。

 

この消費者たち、プリパラも見ているのか…レベル高いぞ…。

 

そして、たまたま本日(2/29)が誕生日なシン君からバースデーメッセージ。

観客キャーキャー(以下略

 

こうして本編が始まりました。

以下、箇条書きで(ネタバレにならない程度に)。

 

☆アニメの内容

・レインボーライブの民が喜ぶシーンがちらほら

・なるちゃんが可愛すぎてやっぱり天使。他の女の子たちも天使。

・脱ぐ・とにかく脱ぐ。

・プリズムライブでイく。

・わかめ

・とにかく脱ぐ

・伝説のヒロ様シーン盛りだくさん

・わかめは裸体男子の園をつくりあげる

・ヒロ様に感情移入。泣く。

・シンがなるちゃんとかぶる。応援したい系男子。

・絶対続けるつもりだこのスタッフ

・ジュネさまあああああああ

 

☆視聴者

・映画の中で出る黄色い声援とリアル声援の区別がつかない

・シンくんの爽やかな挨拶に「良い挨拶だ」と声援

・というかシンくんに対しては見守っているオカン感ある

・セリフをほぼ覚えている

・ジュネ様に対して「ジュネさばぁぁぁぁ!!!」と言うあたりよくわかっていらっしゃる

・何故かカケルが大人気(金の力か中の人の力か)

・プリズムスタァ以外にもレインボーライブのキャラに対して愛がある(特にべる様)

 

 

こうして見終わり、第一に思ったこと。

 

「あれ、なんだこれ。楽しい。」

 

ガルパン劇場版」も良かったんだけど、ガルパンとはまた違うエンターテイメント作品でした。

元々レインボーライブの脚本がしっかり作りこまれていたことも有り非常に面白かったので、そのスタッフが全力で手掛ける作品であれば、そりゃ面白くなりますよね。

 

おそらくBDは購入すると思います。

その前にやっているうちにもう一度藻に行きたいものだ。

 

最後に総評するとキンプリは、

作る大人、見る大人による全力投球の悪ふざけ。

 

続編はよ。

新年ご挨拶

あけましておめでとうございます。

昨年は、リアルのことが大変忙しくなり、ほとんど更新できずに終わってしまいました。

しかし、多くの方がブログを見ていただいており、驚きとともに感謝でいっぱいです。

 

昨年忙しかった内容は一区切りつきましたので、本年は昨年末ほど忙しくないと思われます。比較的自由にブログを書くことができると思いますので、更新頻度を増やしていけたらと思っております。

どうぞ本年もよろしくお願い致します。

 

映画ラブライブ!を見て思ったこと(ネタバレあります)

色々と立て込んでいたのだが、やっと劇場版ラブライブ!を見に行った。

いろいろと前評判を聞いていて、ほぼすべてが良かったって意見で、

批評した意見がこれだけ↓で恐怖を覚えていたのだが果たして、と思っていた。

 

で、見終わった感想。

(以下、ネタバレ含みます。)

 

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プリパラの人気具合に関する考察

プリパラをご存知だろうか。

プリパラとは?

プリパラ』(PriPara)は、タカラトミーアーツシンソフィアが共同開発した日本トレーディングカードアーケードゲームwikiより引用)である。

このプリパラ、アイカツブームのように多くの人をファンとして取り込み、その活動領域を広げている。••••••多くの人。そう、もともと対象年齢層の女児だけでなく、大人、いわゆる「大きなお友だち」をも巻き込んでいるのである。

大人だけの公式『プリパラ』ゲーム大会をレポート! - アニメイトTV

↑こんなのやってるんだよ・・・東京は末恐ろしい。

 

さて、現在アニメも2期に突入、新キャラあろまとみかんも登場し、ゲームも2015年度2ndシーズンで盛り上がりを見せまくっているプリパラだが、しかしなぜ、以前のプリティーリズムシリーズに比べ、これほど盛り上がりを見せているのだろうか。

今回はゲームの人気について考えてみたいと思う。

 

理由1:カード型になった。

 プリティーリズムシリーズはストーンと呼ばれるものにイラストが描かれ、それを読み込むことでゲームをプレイしていた。しかしこのストーン、小さい(小さなビーズアクセサリーくらい)ため、失くしやすいし、子供の誤飲の危険もあっただろう。また、多く集めてくるとかなりかさばることや選ぶのに時間が掛かること(カード型であればクリアファイルにいれて一覧にできる)も問題であっただろう。カード型にすることでこれらの問題が改善できたと言える。

 

理由2:情報を持ち運びやすくなった。

 プリパラより前のプリティーリズムシリーズでは、データを維持するために別売の商品の購入が必要であった。大きなお友達は財力があるが、やはり女児向け商品を購入するには気がひける。また女児も高額なおもちゃを親御さんに購入してもらうので、なかなか手に入れることが難しい。ゆえに、データの引き継ぎがしづらかったと言える。しかし、プリパラは最終プレイ時に排出されたカードによりデータを引き継ぐことができる。今まで遊んだデータやランクで遊びやすくなったのが、プレイヤーを増やした理由であると考えられる。

 

理由3:プレイ時にもらえる服を選べる。

 他のアーケードゲームと比較してもこれが一番大きい違いだと思われる。他のアーケードゲームでは、基本的に100円投入後、ゲームを始める前に服・キャラといった商品(商品なのか?)を手に入れていた。しかし、プリパラはゲームをプレイした後、2種類のうちから選択することができるのである。また、2種類をすでに持っていたとしても、ランクアップ機能で、プレイ時に着ていた服をランクアップさせることができるのである。プレイヤーにゲットできるモノの選択権を与えた、というのは非常に革新的であると言える。

 なお、これに合わせて一つ。プリパラのデータはおそらく大きなサーバーで管理されており、そのプレイデータを印字、つまり印刷することでゲットする服を選べたり、カードに最終データを残しておけるようになったといえる。つまり、ゲームの台を置くゲームセンターなどは、印刷する紙さえ準備すれば良いのである。過去シリーズや他のゲームではストーンやカードを販売元から受け取り、それをセットする手間があった。その手間が、印刷用紙とインクをセットするだけで良くなった。つまりプレイヤーだけでなく、販売元やゲームセンターの手間を減らすことにもつながっている可能性があるのである。

 

理由4:キャラクターが可愛くなった。

 これはキャラデザインの話ではなく、ポリゴンの話である。プリティーリズムは遡れば昔、『おしゃれ魔女ラブ&ベリー』のようなポリゴンでキャラクターが作られていた。アニメでみると可愛いキャラクターも、いざゲームでそのキャラをみると、やはり限界があるわけで・・・正直かわいk(ry(特におとはは絶許)。それが、プリパラでは『アイカツ!』に近い、アニメとほぼ同様のキャラクターを動かすことができる。それだけ技術が進歩したとも言えるがこの「かわいいキャラを扱える」こともプレイヤーを増やすきっかけではあると思う。

 

理由5:トモチケができた。

 プリパラをプレイした後、データカードに加えて、「トモチケ」が一緒に印字される。プリパラのキーワードのひとつに「パキる」というのがあるのだが、「パキる」とは、データカードからトモチケをパキっと折り、それを友達(あるいは友達になりたい人)に渡す、という行為である。こんなツイートがあるように、そのパキったカードを渡せば、だれでも友達になれる、のである。

  なお、パキったトモチケはゲームで自分のプレイキャラと一緒に踊らせることができる。友達、友達になった人と一緒にプレイしている気分にもなれる(あと、ボーナスポイントも付く)。

 

以上、5つの理由を考えてみた。実際、プレイヤーとしてプレイしていて、ゲームの内容は実はプリティーリズム時代と変わっていないので、やはりキャラクターがかわいいとか、いろいろな服をコレクションできることとか、そういう理由で人気を集めているのではないかな。

うん、書いててプリパラやりたくなってきた。時間ができたらすぐ行こう。

 

追記

だれかプリチケ交換してくだちー・・・

 

妖怪ウォッチの今後に関する考察

2014年の紅白はとあるキャラクターたちが支配したと言っても過言ではない。

「妖怪ウォッチ」のキャラクターたちが、紅白に登場。3曲も歌う(うち1曲は嵐の曲)という、前代未聞の動きが起きた。

それだけ2014年は「妖怪ウォッチ」旋風が起こった年であったといえる。新年を迎えた今後しばらくもジバニャンの姿を様々な場所で見ることになるだろう。

一方で、それまでキャラクターコンテンツのトップにあったと言えるポケモンの姿はメディアではあまり見かけなかったように思える。

果たして、ポケモンは妖怪ウォッチに駆逐されてしまったのか。ピカチュウジバニャンに喰われてしまったのだろうか。そのあたりを少しだけ吟味してみたい。

「妖怪ウォッチ」は今後も盛り上がるのか?

妖怪ウォッチの紹介は省く。公式サイトを見てほしい。

主人公はケータ君。

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そして相棒のウィスパー。

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(画像はどちらも公式サイトより)

この一人と一匹(?)が街中の妖怪と友達になる話である。

そして今主人公やその相棒を差し置いてメディアに露出しているのが

ジバニャンである。

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(画像は公式サイトより)

愛らしいルックス。そしてみんな大好き猫。暗い過去を持ちながらギャグ性を兼ね備えた人気キャラに相応しいキャラクターである。

ところが、紅白に出演したキャラは5匹中4匹猫モチーフのキャラクターである(しかもほぼジバニャンの色を変えただけ)。

ジバニャンの派生キャラ展開ばかりである。一方でポケモンピカチュウ以外にもヒトカゲアチャモポッチャマニャースなどなど様々な色形のキャラクターがおり、それぞれ人気だ。

ポケモンにある「多様性」が、妖怪ウォッチでは薄い。この差が今後の展開において厳しいものとなっていくのではないだろうか。

「妖怪ウォッチ」の海外展開はできるのか?

ポケモンは世界展開されており、その人気は衰えていない。では、そのポケモン発祥の地で流行る妖怪ウォッチは世界でも流行るのだろうか。

 

妖怪ウォッチの持つ要素は、「だれとでも友達になる」「敵は世の中に蔓延するストレス」などである。これらは、日本の現代社会にも共通する要素であると言えないだろうか。

また、アニメ版においては、大人が見て理解できる様々な日本のドラマのパロディの散りばめなど、日本が過去創造してきたコンテンツを活用したものとなっている。

ここでポケモンを見てみる。過去、ポケモンもアニメにおいてドラマ等のパロディが含まれたりしてきたが、基本的にポケモンは「生物」という枠を離れない。様々な生物がいて、それらを捕まえたり育てたりといった、リアル世界での生物の採集・育成と似たようなことができる。生物採集・育成は世界中どこでも行われる。冒険にでかけ、生物を見つけ、観察し、育てる。この一連の流れはきっと世界共通だろう。だからこそポケモンは世界中で受け入れられ、ここまで拡大・継続して広まっていったのだと考えられる。

では、果たして「妖怪ウォッチ」には世界共通である要素は存在するのか。私が見つけられていないだけかもしれないが、先に挙げたような「みんなともだち」「ストレスが敵」といったようなことは、今日本が抱えている問題を写しだしたものなんじゃないかな、とも見えないだろうか。

(もしかしたら販売側が世界展開を考えず、国内で流行らせて流行を終わらせることを想定して構成しているのかもしれない)

妖怪ウォッチを持っていなければ友達じゃない?

そして個人的に妖怪ウォッチが登場してから抱いていた疑問であるが、

妖怪ウォッチは妖怪と友達になり、共に戦うことが求められるけれども、現実世界において、妖怪ウォッチのグッズを持っていないと友達になれないのか。

妖怪ウォッチグッズは一時期品薄状態にまでなった。それほどグッズがたくさん売れたのである。品薄状態になれば、手に入れられていないひとも出てくる。腕時計型のグッズだけでなく、妖怪の描かれたメダルも品薄になり、人気キャラのメダルはとてもレアなものとなった。

子どもたちの間では話題についていける・ついていけないで大きく優劣が決まる。もしそれらを持っていなければ、友達同士で妖怪ウォッチ遊びや、妖怪ウォッチに関する話についていけなくなってしまう。そうなった場合、持っていない子を外して遊ぶことも考えられる。そうなった場合、

妖怪ウォッチをもっている子とは友達だけど、持っていない子とは友達じゃない

という状況が生まれる。それは、「妖怪のだれとでも友達になる」妖怪ウォッチのコンセプトから外れてしまうのではないか?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでで結論を述べると、

「妖怪ウォッチはポケモンのように世界で流行らない!」

…と確実に断言できるわけではないので、

「妖怪ウォッチはポケモンが世界で人気を集めた理由(多様性、生物、冒険など)を踏襲していない」

とまとめておく。

勿論、妖怪ウォッチは嫌なこと・悪いことを妖怪というキャラクター化したという意味では大きな功績だと考えられる。しかし、「嫌なこと・悪いこと」は世界共通ではない。日本だけに通用するものかもしれない。もしこの「嫌なこと・悪いこと」のキャラクター化が世界的にも認められ、受け入れられ、各国での嫌なこと・悪いことのキャラクターが登場しだしたら、妖怪ウォッチは爆発的に売れるかもしれない(ただ、嫌なこと・悪いことを全部「妖怪のせい」なんて責任転嫁する行為は日本特有な気もするけれどね)。

妖怪ウォッチの今後の展開に注目しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上手くまとまらなかったのはきっと妖怪のせいなんだ。そうなんだ。

『ご注文はうさぎですか?』の盛り上がりに関する考察

つい先日、私はこの動画がダブルミリオン突破して衝撃を受けた。

ご注文はうさぎですか? 第1羽「ひと目で、尋常でないもふもふだと見抜いたよ」 ‐ ニコニコ動画:GINZA

(一応公式なんだよね。)

 

心ぴょんぴょんするこの動画。ニコニコで公式に配信されるアニメの第一話(羽)である。春、4月に放送されたこの作品が未だにニコニコのランキングに乗り続けていることにも衝撃を受けた上、つい先日ダブルミリオンを突破、勢いが止まらない。(ついに? BS11で再放送も決定した)

動画を是非見てほしいのだが、ほとんどコメントに埋め尽くされている。こんな動画まで出回る事態だ。

 

ご注文はうさぎですか? 第1羽(OPまで) 全コメント ‐ ニコニコ動画:GINZA

(この動画は個人的に衝撃。)

 

まさにコメントの嵐である。

しかし、なぜこのようなことが起きたのだろうか。このアニメだけに限ったことなのだろうか?

この疑問を抱いた私は、ニコニコ動画の過去作品を遡ることにした。

このようにニコニコでコメントの嵐で盛り上がったものとしては、

新・豪血寺一族 -煩悩解放 - レッツゴー!陰陽師 ‐ ニコニコ動画:GINZA

(これ一応最古の動画らしい。)

だとか、

Aitsu koso ga Tennis no Oujisama (あいつこそがテニスの王子様) ‐ ニコニコ動画:GINZA

(奴隷人生が好き)

だとか、探せば過去から同じように盛り上がった作品が出てくる。また、最近のものでは、

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% メインテーマ/マジLOVE1000%(Op.1バージョン) ‐ ニコニコ動画:GINZA

とかあったりする。

なお、うたプリとごちうさは公式により配信された動画での盛り上がりである。

もっと探せばあるのだろうが、きっとキリがないので、ここまでにする。

これらの動画から、

「ごちうさがダブルミリオン獲得するほど人気が出てコメントの嵐になることは別段オカシイことでもなんでもない(むしろニコニコの歴史の中では充分有り得ること)」

ということが判る。

しかし、これらの動画とごちうさで違うところも存在する。

 

・過去作品では曲が空耳で埋め尽くされているが、ごちうさは基本的に歌詞に合わせたコメントが流れる(空耳ではない)

・過去作品は作品の一部の動画においてコメントが多く流れるが、ごちうさでは第一羽全体にコメントが蔓延している(最初の10分に偏ってはいるが)。

・ごちうさでは全く関係ないようなコメントで埋め尽くされることも(OPラストで岩倉使節団 など)

 

このことから、ごちうさでのコメントの動きは

「「一次的に発信されたものを空耳等で言葉を改変し二次的なものにしたうえでコメントとして流す遊び」から「一次的なものをそのままコメントとして流す遊び」に変わった」

とも言えるのではないだろうか。

 

結論:

ごちうさ公式第1羽は、大盛り上がりする文化はニコニコが生まれた当初から存在しており、その流れを受け継いだものである。

しかし、視聴者のコメントに関しては変化が生じており、言葉を改変して遊ぶものから、作中のそのままの意味で遊ぶものへと変化した。

 

ただ、この結論は本当に正しいとは言えないので、ごちうさのような作品が今後登場したら、もう一度検証してみる必要があるだろう。

 

 

さあ今日もトリプルミリオンめざしてぴょんぴょんしに行こうか…。

小林幸子さんとニコニコ動画についての考察

2013年9月6日、歌手の小林幸子さんがニコニコ動画に動画を初投稿し、話題を呼んだ。

【初投稿】ぼくとわたしとニコニコ動画を夏感満載で歌ってみた【幸子】 ‐ ニコニコ動画:GINZA


その後もいくつか動画を投稿、最新のものではボーカロイド曲として大人気の「千本桜」を歌っている。

【小林幸子】千本桜 歌ってみた【職人さん大歓迎】 ‐ ニコニコ動画:GINZA


さらにコミケ86にも登場。CDを手売りした。

2012年、事務所騒動もあった小林幸子。この騒動後、紅白歌合戦には出場していない。しかし今日、紅白 歌合戦に出場しなくともニコニコ動画に動画を投稿、ニコニコ主催イベントにも積極的に参加し、その人気は騒動以前よりも高くなっているだろう。

しかし、一般に活躍している人間がニコニコ動画に投稿しようものなら、有名人だから、売名乙、などと叩かれる可能性もあっただろう。しかし、どちらかと言えば小林幸子さんはユーザーに受け入れられている。
なぜ小林幸子さんがここまでニコニコ動画ユーザーにに受け入れられているのだろうか。今回はこのことについて考察したい。(以下、小林幸子さんを小林幸子とする)

 

まず、小林幸子の歌についてユーザーとの関わりを述べたい。
【アニメを介した認知】
まず考えられることは、ニコニコ動画のユーザーがポケットモンスターを見ていた世代であるということだ 。小林幸子ポケモンのエンディング曲を何曲か担当している。

もう一度子供に戻ってみたい - YouTube

また、アニメ映画の主題歌も歌っており、例えば
クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国の逆襲」

クレヨンしんちゃんモーレツオトナ帝国 ED曲 元気でいてね こばやしさちこ - YouTube

ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」

【ポケモン】風といっしょに【ミュウツーの逆襲】 - YouTube

などの主題歌を担当しているのだ。特に名作だと言われ続けている作品の主題歌を歌っている。アニメ作品を通じて、ユーザーに小林幸子自体が認知された、ということが考えられる。

【ラスボス化による認知度】
小林幸子といえば、NHK紅白歌合戦に出場した際のド派手な衣装である。小林幸子が出場していた際、ネ ット界隈ではいつも大晦日の衣装が話題となった。また、ネットだけでなくド派手な衣装は目を引き、紅白歌合戦を視聴している人皆が話題とする。もちろん、家族で見ていれば家族間の話題となるだろう。このラスボス化もまた認知度の上昇につながったといえる。

【精力的な取り組み】
アニメなどコンテンツとは関わりないが、小林幸子自身、様々な取り組みを行っている点にも注目したい。
2004年に発生した中越地震新潟県山古志村(現長岡市山古志地区)は甚大な被害を受けた。小林幸子は村の人たちと復興支援の交流を続け、2006年に山古志地区に小林幸子田ができる。小林幸子はこの田んぼに毎年訪れ、10年経った今年も田植え・稲刈りに参加している。小林幸子自身が新潟出身ということもあるだろうが、精力的な活動を行っていることがわかる(2007年の中越沖地震の際も復興支援活動を行っている)。また、東日本大震災の時にもツアー用トラックを使い被災地を訪れており、災害の際にいち早く駆けつけ、被災者をねぎらう活動をしていることが判るだろう。


つまり、小林幸子がニコニコユーザーに受け入れられているのは
「ニコニコユーザーの世代が小林幸子の歌を知っている」
「歌を知らなくても小林幸子を知っている(いい意味で)」
「震災復興をはじめとした精力的活動」
によるものであると言える。
過去のご活躍が、今までのファン層を越えて新しいファン層を獲得することにつながっているのである。

 

また、小林幸子の活躍は一つのことが言える。たとえ芸能界を干されてTV番組に出なくなっても、ファンが存在し続け、さらに増やすことにも繋げられると。

 


余談だが、個人的には小林幸子さんに「風といっしょに」を歌って動画としてアップしてほしいと思う。


【参考記事一覧】
http://mantan-web.jp/2014/08/17/20140817dog00m200002000c.html
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120405/enn1204051140005-n1.htm
http://blog.us-inc.net/news/4931/
http://news.livedoor.com/article/detail/5491667/